「STILL HEADLESS」
DISC 1、2ともツアーを代表するウルトラソースではありませんが、どちらもセカンドチョイスに最適な高音質SBD/FMソース。特にDISC 1は音質が良かっただけに歯がゆかった音源でしたし、DISC 2も既発では一長一短だったのが解消されました。まさに“痒いところに手が届く”嬉しいアイテムですね。
'89年10月19日/'95年6月16日
"TYR" SABBATHラインナップによるカップリングの2枚組です。[FAVORITE]に指定するポイントには欠けるものの、簡単には済ませられない高音質SBD/FM音源だと思いますので特集します。 MEMBER
GUITAR: Tony Iommi
VOCAL: Tony Martin
BASS: Neil Murray
DRUMS: Cozy Powell
ADDITIONAL KEYBOARD: Geoff Nicholls '89年10月19日大阪フェスティバルホール
DISC 1
Intro: The Gates of Hell
1. Headless Cross
2. Neon Knights
3. The Mob Rules
4. Guitar intro
5. Black Sabbath
6. Iron Man
7. Children of the Grave
8. Heaven and Hell
9. Paranoid
本ブートレッグ目玉の来日公演SBDです。以前から「1989」「OSAKA '89」等のタイトルで出回っていた日なのですが、サウンドはクリアながらテープスピードが異常なほど速く、トレードサイトでも「Martinがミッキーマウスのようだ」と言われる冗談盤でした。それと元が同じかどうかは分かりませんが、これはピッチが正確でマトモに聴けます。実は以前トレーダーの方からピッチ補正ヴァージョンを頂いたことがあるのですが、これはそれよりもさらに自然ですね。
HEADLESS CROSSツアーの決定盤と言えば「HEADLESS IN VIENNA」ですが、比較すると多少低音が薄めの軽いサウンドで、クリアランスも一歩及ばず。収録曲もすべて「HEADLESS IN VIENNA」で聴けるため、ツアー決定盤の牙城を崩すには至っていませんが、なかなか聴き応えのある1枚です。 '95年6月16日KARLSHAMM ROCK FESTIVAL - BELLEVUEPARKEN
DISC 2
1. The Gates of Hell
2. Neon Knights
3. The Shining
4. The Wizard
5. War Pigs
6. Headless Cross
7. Guitar intro
8. Rusty Angels
9. I won't Cry for You ←ポイント!
10.The Mob Rules
11. Black Sabbath
12. Sabbath Bloody Sabbath (fade out)
ラジオ番組のためDJが少し入るものの、こちらはさらに高音質なFORBIDDENツアーのFMソース。ツアー決定盤の「BLOODY WIZARD」に比べるとMartinの調子があまり良くないものの、CROSS PURPOSESツアーよりは滑らかな声です。なんと言ってもこの1日しか記録にないI won't Cry for Youが貴重で、他にもほとんどデュエット状態のコーラスが聴けるThe Mob Rules、一瞬で鮮やかに変わるThe Wizard〜War Pigsの流れも聴きどころですね。番組最後のSabbath Bloody Sabbathまで入っているものの、曲の途中で番組自体が終了。この曲だけ音質が異なります。
以前から音の良い「BEAST IN HEAVEN」、Sabbath Bloody Sabbathの入っている「WIZARD OVER STOCKHOLM」といったタイトルで出回っていましたが、このCDはそのどちらよりも(若干ですが)音が良く、この日の決定盤になっています。