THE 1996 DEP SESSIONS Recordings
'96年8月 or 10&12月


 '95年いっぱいのFORBIDDENツアーを最後に、かねてより計画されてきたオリジナル再結成を目指してBLACK SABBATHは再び解散状態になります。Tony Iommiにすれば'92年COSTA MESA以来のリユニオン計画に本腰を入れ、Tony MartinにすればCozy不在のバンドに限界を感じた、といったところのようです。
 同時にIommiは友人Glenn Hughesとレコーディングも開始します。リリースはまったく考えていなかったそうで、完全な楽しみ(遊び?)だったようです。“BLACK SABBATH”でないどころか、ソロアルバムですらなかったわけですね。それが3年後にブートレッグとして流出、“オクラ入りアルバム”として知られしまうわけです。

STUDIO DEMO SOURCE

1. I'm not the Same Man (Not the Same)
2. Gone (I'm Gone)
3. Don't Drag the River (Real World)
4. Don't You Tell Me
5. Fine (I'll Be Fine)
6. From Another World
7. It Falls Through Me (Through the Rain)

8. To Cry You a Song(Shakin' My Wingsはミスクレジット。無関係音源)
9. No Stranger to Love (remix version)

MEMBER
GUITAR: Tony Iommi
VOCAL & BASS: Glenn Hughes
DRUMS: DAVE HOLLAND
KEYBOARD: Don Airey

 2004年にIommiとHughesの活動再開に際してリリースされる公式盤「THE 1996 DEP SESSIONS」のデモにあたる音源で、ブートにしては音も良いです。公式リリースまでにI'm GoneのGlennソロヴァージョンが発表されましたが、それ以外の6曲はこのブートが出た当時は未発表でした。その他にJETHRO TULLのトリビュートアルバムからのTo Cry You a Song(Iommiは無関係)、No Stranger to Loveのリミックスヴァージョンといったこのセッションとは関係ないテイクも入っています。
 公式盤は未流出の新曲Time is the Healerが追加され、いくつかのリテイクも行われています。キーボードにはDonの他にGeoff Nicholls、Mike Exeterもクレジットされており、ドラムは総てJimmy Copleyに差し替え、Daveの名前は消えました。正直に告白するとあまり聴き込んでいないので細かい比較は書けません(スイマセン)が、“公式活動を促した”歴史的な価値は高いですね。
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