HEADLESS CROSS Recordings
'88年11月〜89年4月


 Tony IommiはIRSへの移籍と同時にバンド改造にも着手し、新たなドラマーに実力者Cozy Powellを迎えます。IommiもCozyもハッキリと「バンド再生」「SABBATHの名と伝説に相応しい」と公言しており、2人そろってかなり本腰を入れていたようです。多くの人間が見限っていったSABBATHに、ようやく“一緒に頑張る”本当のバンドメンバー(しかも大物!)が現れ、長く苦しい大混乱時代も終わりを告げました。さぞや嬉しかったことでしょう……良かったね、Iommi君。(笑)また、Cozyの知名度を考えれば、新契約も視野に入れていた可能性もありますね。彼らはセッションベーシストLaurence Cottleも交えて新作「HEADLESS CROSS」を制作します。

MEMBER
GUITAR: Tony Iommi
VOCAL: Tony Martin
BASS: LAURENCE COTTLE
DRUMS: Cozy Powell
ADDITIONAL KEYBOARD: Geoff Nicholls

STUDIO RARE TRACK
1. Headless Cross
2. Headless Cross (7" Version)
3. Cloak and Dagger ←ポイント!

 英独盤12インチシングルには5分ほどのHeadless Cross短縮エディットとCloak and Daggerがあります。前者は12インチでは「7" Version」、7インチでは「Edit Version」とクレジットされています。後者はヘヴィブルーズ調のアウトテイクでピクチャーLPのボーナストラックにもなっています。画像はドイツ盤CDシングルで唯一の公式デジタル盤。

 ここでちょっとしたトリビア。「HEADLESS CROSS」の作曲クレジットは「All tracks written by BLACK SABBATH」となっていますが、前述のピクチャーLPには曲毎のクレジットがあります。

SIDE A
 1. The Gates of Hell (Iommi/Powell/Martin/Nicholls)
 2. Headless Cross (Iommi/Powell/Martin)
 3. Devil and Daughter (Iommi/Powell/Martin)
 4. When Death Calls (Iommi/Powell/Martin/Nicholls)
 5. Cloak and Dagger (BLACK SABBATH)
SIDE B
 1. Kill in the Spirit World (Iommi/Powell/Martin/Nicholls)
 2. Call of the Wild (Iommi/Powell/Martin/Nicholls)
 3. Black Moon (Iommi/Martin/Nicholls)
 4. NIghtwing (Iommi/Powell/Martin)

 当時のプレスリリースやグループフォトはIommi、Martin、Cozyの3人組。再び黒子となったGeoffの名前があったり、シングル「THE SHINING」で発表済みだったBlack MoonにCozyがないところを見ると、意外と(笑)ちゃんとしてます。これを見る限りではLaurence Cottleは作曲に加わっていないようですね。
 また、Call of the WildはもともとHeroというタイトルでしたが、Ozzyの「NO REST FOR THE WICKED」に同名シークレットトラックがあったので変更になったそうな。


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