「DEHUMANIZER REHEARSALS」
デモとは違って曲以前のものも多く、音質はいかにもスタジオ練習といった感じの生音そのまま。Geezer&Cozyというオフィシャルでは聴けないリズム隊が楽しめるとは言え、2人の個性を熟知してなければ本当にただのジャムですね。音楽を“芸術作品”と捉えたらまったくのゴミです。
'91年
デモならレコード会社や関係者といえど“他人に聴かせる”ことを目的としますが、それとは一線を画するリハーサルソース。極めて聴き手を選ぶ音源でありながら、無視できない魅力もあると思うので特集ページを設置しました。 STUDIO REHEARSAL SOURCE
1. Computer God #1
2. Letters from Earth
3-4. Unreleased Track #1〜2
5. Apatch
6. Unreleased Track #3
7. Unreleased Track #4 (incl. "Get a Grip" riff)
8. Whistle
9-11. Computer God #2〜4
MEMBER
GUITAR: Tony Iommi
BASS: Geezer Butler
DRUMS: Cozy Powell
ところが、音楽を“コミュニケーション”として捉えると話は一転、その音質も含めて極上のサンプル、他にはない快感が味わえます。期待してなかっただけに「こんな楽しみ方があったのか」と目から鱗でした。会話も含めスタジオセッションをそのまま録音したものだけに、制作過程を研究するよりもスタジオで大音量でかけながらヴァーチャルジャムに参加した方が堪能できるかも知れませんね。バンド経験のある人やプレイヤーに思い入れが強い人ほど楽しめるのではないでしょうか。
「REINCARNATION」のDISC 2もリハーサル音源ですが、微妙な音質の違いや全編インストの統一感から私はこちらの方が好きかな。“聴く”よりも“浸って”います。(笑)