MOB RULES Tour
'81年11月15日〜'82年8月31日


SET LIST 1 ('81年11月〜'82年1月)
E5150
1. Neon Knights
2. N.I.B.
3. Children of the Sea
4. Country Girl
5. Turn Up the Night/'81年11月15〜24日
6. Black Sabbath
7. Voodoo/'81年11月15〜19日、'82年1月2日
8. War Pigs
9. Slippin' Away
10. Falling off the Edge of the World
/'81年11月15〜19日
11. Iron Man
12. The Mob Rules
13. Heaven and Hell
14. Paranoid〜Heaven and Hell (reprise)
15. Children of the Grave
Fluff
   SET LIST 2 ('82年2月?〜8月)
E5150
1. Neon Knights
2. N.I.B.
3. Children of the Sea
4. Voodoo
5. Black Sabbath
6. War Pigs
7. Iron Man
8. The Mob Rules
9. Heaven and Hell
〜The Sign of the Southern Cross
〜Heaven and Hell (reprise)
10. Paranoid〜Heaven and Hell (reprise)
11. Children of the Grave
Fluff

MEMBER
GUITAR: Tony Iommi
VOCAL: Ronnie James Dio
BASS: Geezer Butler
DRUMS: Vinny Appice
ADDITIONAL KEYBOARD: Geoff Nicholls
 
[SET LIST 1]はツアー前半のもの。HEAVEN AND HELL Tourと違い、序盤の日程で新曲や曲順をいろいろと試しています。Slippin' Awayにドラムソロが入りますが、ソロの後に曲がリプライズするときもあったそう。Heaven and Hellはまだ単曲演奏でThe Sign of the Southern Crossは挟まれません。この時期の一例は「LIVE AT HAMMERSMITH ODEON」で聴けます。
[SET LIST 2]は'82年2月から始まった2度目の全米ツアーのもの。3月以降は確実なんですが、2月の音源情報が見つからなかったので「?」付きにしました。Voodooを定番化させる一方、Country Girl、Slippin' Awayが削られ、War Pigsにドラムソロが入ります。Heaven and Hell中盤のThe Sign of the Southern Crossは日によって長さが多少違ったようですが、セット自体は固定。コレでシックリきたんでしょうね。「LIVE EVIL」そのもののセットです。


FAVOURITE LIVE SOURCE 1

'81年12月31日〜'82年1月2日HAMMERSMITH ODEON, LONDON
1. E5150
2. Neon Knights
3. N.I.B.
4. Children of the Sea
5. Country Girl ←ポイント!
6. Black Sabbath
7. War Pigs
8. Slipping Away ←ポイント!
9. Iron Man
10. The Mob Rules
11. Heaven and Hell
12. Paranoid (〜Heaven and Hell:reprise)
13. Voodoo
14. Children of the Grave

  • OFFICIAL CD「LIVE AT HAMMERSMITH ODEON」

'81年12月31日のテイク
Black Sabbath
Slpping Away
The Mob Rules
Paranoid
Children of the Grave
'82年1月1日のテイク
N.I.B.
Children of the Sea
Country Girl
War Pigs
Iron Man
Heaven and Hell
'82年1月2日のテイク
Neon Knights
Voodoo
 2007年の"MOB RULES" SABBATH再結成プロジェクト、HEAVEN AND HELLに合わせてRhino Handmadeよりリリースされた発掘ライヴアルバム。全世界5,000枚限定。リリースインフォには「'81年12月」、ケースには「'82年1月」とありますが、実際には右の3日間から編集されているそうです。また、ブックレットは前年HEAVEN AND HELL Tourのパンフをコピーした物(4ページ分不足)で、掲載されている日程はまったく関係ありません。オフィシャルのクセに変に安っぽい辺りが発掘物らしいと言うか。(苦笑)

 肝心の内容も発掘音源らしく差し替えのない(よね?:笑)生々しい音像、荒々しいプレイはブートでお馴染みの本物感タップリ。「LIVE EVIL」を凌駕する鬼の歌、ステレオ感満点にロールするドラムなど、このユニットならではの旨味がこれでもかと詰まってます。実に、実に、実に素晴らしい! 特に爆発するようなVinnyのフィルを堪能するにはベストのアイテムじゃないでしょうか。そのVinnyのドラムソロを含むSlipping Away、唐突に終わる(笑)Country Girlは「LIVE EVIL」に未収録でSBD/FMソースも皆無。夢が叶った念願のテイクですね。残るはTurn Up the NightとFalling off the Edge of the Worldだけだ!
 難点を言えば曲間MCもバッサリ抜いて淡々と進んでしまう編集。1CDに入れたかったんでしょうが、聴き進めていくと意外と気になります。一応当時のフルセットではありますが、ドラムソロがちょっと短い気もしますし、エンドテーマのFluffもない。それ以上に最大の欠点は限定盤ってことですね。5,000枚と言えばブートの10倍以上ではあるわけですが……。

FAVOURITE LIVE SOURCE 2

'82年4月24日、5月12日〜13日
DISC 1
1. E5150
2. Neon Knights
3. N.I.B.
4. Children of the Sea
5. Voodoo
6. Black Sabbath
7. War Pigs
8. Iron Man
DISC 2
1. The Mob Rules
2. Heaven and Hell
3. The Sign of the Southern Cross
〜Heaven and Hell (continued)
←ポイント!
4. Paranoid (〜Heaven and Hell:reprise)
5. Children of the Grave
6. Fluff

  • OFFICIAL CD「LIVE EVIL」

 多くを語るまでもない、長年ファンを魅了し続けた伝統のライヴ盤。どうも「作られたライヴ」という言葉の先入観かも知れませんが、「LIVE AT HAMMERSMITH ODEON」や数々のブートレッグと比べるとRonnie&Vinnyが大人しい。言い換えれば丁寧で安定感のある演奏を満載した品質は高く、アリーナのスケール感もあります。そもそも具体的な差し替え箇所が分からない私に批判する資格はないか。(苦笑)演奏面でのライヴ感は生々しい「〜HAMMERSMITH ODEON」に軍配が上がりますが、曲間のMCやFluffまで含めた“ショウの完全形を体験”するライヴ感はコチラでしょう。
 また、この時期特有のThe Sign of the Southern Crossを含むHeaven and Hellのアレンジも大きな聴きどころで、さらに間髪入れず雪崩れ込むParanoidにもテーマリフが付されているため、壮大な“Heaven and Hell組曲”の様相を呈しています。これをThe Mob Rules、Children of the Graveで挟んだDISC 2の構成は1枚でも成立しそうなほどの魅力を持ち、単品を並べたDISC 1との対比でさらにメリハリが利いている。“2枚組のライヴ盤を想定してセットを組んだのか?”と勘ぐってしまうほどの完成度は流石リアルタイムのレギュラーアルバム、と言ったところでしょうか。


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