'94年8月27日／9月1日／3日
まず最初に、熱心なSABBATHファンの皆様に謝ります。ごめんなさい。
ツアーの本編？の2ヶ月後にセミリタイア状態だったBill Wardが復帰して南米フェスティバル3日間をこなします。復帰の事情に関してTony Iommiのインタビューを読んだことがありますが、忘れてしまいました。確かBillの救済とかなんとか言ってたような気がしますが……。（ご存じの方はお教えくださると嬉しいです）
基本的にツアー本編と同じですが、Anno MundiやWhen Death Calls、新曲が減ってWar Pigsが加わってますね。本編ではGeezerがHEADLESS CROSS〜TYRナンバーを3曲もやって驚かせてくれましたが、BillもTime Machine、I Witness、The Mob Rules、Cross of Thorns、Headless Crossに果敢に挑戦。頑固一徹そうに見えて意外と話の分かる？人たちなのかもしれませんね。
３公演中もっとも曲数の多いチリ公演のフルセット映像。画質／音質ともに一番劣りますが、ブートとしては普通に良好なPROショットです。やはり他人の曲を叩くBillを、しかも映像付きで観られるのが最大のポイントでしょうね。その意味ではHEAVEN AND HELLツアーを遙かに凌ぎます。
それにしても……本当にごめんなさいね。
SET LIST
Supertzar
1. Time Machine／8月27日、 9月1日
2. Children of the Grave
3. Children of the Sea
4. I Witness／8月27日、 9月1日
5. The Mob Rules／8月27日のみ
6. Into the Void
7. Black Sabbath
8. Neon Knights
9. War Pigs
10. The Wizard／9月1日、3日
11. Cross of Thorns／9月1日のみ
12. Symptom of the Universe／9月1日、3日
13. Headless Cross
14. Paranoid
15. Iron Man
16. Sabbath Bloody Sabbath MEMBER
GUITAR: Tony Iommi
VOCAL: Tony Martin
BASS: Geezer Butler
DRUMS: BILL WARD
ADDITIONAL KEYBOARD: Geoff Nicholls
そして内容。なんと言ってもこのメンツの主役はBillで、そのシンプル極まりないスタイルは“聴き比べよう”という気さえふっ飛ばす破壊力を誇ります。キメでハラハラさせるI Witness、リズムキープしかしないHeadless Cross等、他人の曲でも我が道を邁進する頼もしさ！ドラム缶のごとき堂々たる体躯と合わせて“風格”と呼びたいです。（謝罪）
まじめな話、Billが巧いだなんてこれっぽっちも思いませんが、彼が叩くだけで独特の怠惰感？、邪悪なムードが漂います。それが'70年代のレパートリーに絶大な効果を持つのは周知だと思いますが、それ以外の曲（HEAVEN AND HELLの曲ですら！）にはいかんせんシンプルすぎる。'70年代の曲ではOzzyが恋しくなり、それ以外ではBillが情けなく感じる微妙なライヴですね。
FAVOURITE LIVE SOURCE
'94年9月1日CENTRO CULTURAL ESTACION MAPOCHO
Supertzar
1. Time Machine ←ポイント！
2. Children of the Grave
3. Children of he Sea
4. I Witness ←ポイント！
5. Into the Void
6. Black Sabbath
7. Neon Knights
8. War Pigs
9. The Wizard
10. Cross of Thorns ←ポイント！
11. Symptom of the Universe
12. Drums solo ←ポイント！
13. Headless Cross ←ポイント！
14. Paranoid
15. Iron Man
16. Sabbath Bloody Sabbath
さらに圧巻なのは１分少々の短い短いドラムソロ。豊満な肉体（m(_ _)m）を惜しげもなく露わにしてひたすらシンプルに連打！連打！連打！ 揺れる巨体は人体の神秘すら感じさせます。バックのでっかいKISSのロゴ（隠せよ）と合わせ、「ロックはエンターテインメント」を地でいくSABBATH随一の娯楽映像です。
The other SBD/FM SOURCES
［FAVOURITE］を上回る画質／音質ながら曲数が少ないPROショット。見所？はTime Machineのミックスです。Martinよりデカい声で歌い、キーボードでギターをかき消しながらも姿を見せないGeoff Nichollsの奥ゆかしさが最高に素敵。主役をかっさらわれた事も気づかずに陶酔するIommiの表情（陳謝）もたまりません。冗談？ヌキにしても“Geoffがコーラス担当、しかも相当巧い”ことがハッキリ判る貴重な証拠映像ですね。
Time Machine / Children of the Sea / Black Sabbath (cut out) / War Pigs / Paranoid / Headless Cross / Iron Man / Sabbath Bloody Sabbath
ベースがえらく格好いいパワフルな音質のSBDソース。さすがに懲りた？のかHeadless Cross以外はBillのオリジナルで固めてます。画もなく、３公演で一番安心（申し訳ない）できますね。
Supertzar / Children of the Grave / Children of the Sea / Into the Void / Black Sabbath / Neon Knights / War Pigs / The Wizard / Symptom of the Universe / Headless Cross / Paranoid / Iron Man / Sabbath Bloody Sabbath
全曲プラン
［FAVORITE］にないThe Mob Rulesは8月27日のAUD映像でしか観れないようですが、残念ながら見かけたこともないです。この曲ではギターにトラブルがあったらしく、またしても笑える（sorry）ポイントを提供してくれたかと思うと残念。
Supertzar / Time Machine / Children of the Grave / Children of he Sea / I Witness / Into the Void / Black Sabbath / Neon Knights / War Pigs / THE WIZARD / CROSS OF THORNS / SYMPTOM OF THE UNIVERSE / Drums solo / Headless Cross / Paranoid / Iron Man / Sabbath Bloody Sabbath
Time Machine / Children of the Grave / Children of the Sea / I Witness / THE MOB RULES / Into the Void / Black Sabbath / Neon Knights / War Pigs / Headless Cross / Paranoid / Iron Man / Sabbath Bloody Sabbath
