'98年6月3日〜30日
 SET LISTIntro: Sabbath Medley 1. War Pigs 2. N.I.B. 3. Fairies Wear Boots 4. Snowblind 5. Into the Void 6. Spiral Architect 7. Lord of This World 8. Sweet Leaf 9. Electric Funeral 10. Sabbath Bloody Sabbath 11. Black Sabbath 12. Iron Man 13. Children of the Grave 14. Symptom of the Universe (intro) 〜Paranoid Outro: Changes
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そこで代役として起用されたのがVinny Appice。Sharon OsbourneがDIOのツアー中だったVinnyに声をかけたわけですが、この誘いを受けて以降、VinnyはDIOに戻ることはなく、Ronnieとの復縁もHEAVEN AND HELL Projectまで約９年待たねばなりませんでした。結果としてわずか１ヶ月、13公演だけのステージとなったVinny。高い代償に付いてしまったようですね。
さて、セットリストはNEC '97からBehind The Wall Of Sleep、Dirty Womenを抜き、曲順を入れ替えたダイジェスト版。ただ、「核の８曲」の黄金構造は堅持されており、アウトラインは崩れていません。
ここから数曲抜ける日もあったようで、Sabbath Bloody Sabbathのない日が５公演、Sweet Leafが３公演、Lord of This Worldが１公演ほど確認されています。私の好きなSpiral Architectはこのツアーが最後。Vinnyの好演が印象的なだけに残念なような、そうでもないような。（笑）なお、6月22日にはライヴ前後にKashmirが流れたそうですが……あの曲……でしょうね、やっぱり。
FAVOURITE LIVE SOURCE (AUDIENCE RECORDING)
'98年6月3日KISSTADION, BUDAPEST
1. War Pigs
2. N.I.B
3. Fairies Wear Boots
4. Snowblind
5. Into the Void (cut out)
6. Spiral Architect
7. Lord of This World
8. Sweet Leaf
9. Electric Funeral
10. Black Sabbath
11. Iron Man
12. Children of the Grave
- BOOTLEG CD「OZZY RULES BUDAPEST」
さて、肝心のライヴ内容ですが、これが思いの外？良いんですよ。やはりVinnyもBillのグルーヴとは違うんですが、前年のMike Bordinのような強烈な違和感はなく、硬質グルーヴがSABBATHリフの“沈み込み”より“構築感”を強く感じさせる。メンバー経験も豊富なだけあって、Geezerとのコンビネーションを理解してるんでしょうね。この数年後にGeezerが「MikeよりVinnyがいい」と言ってましたが、それも分かる話です。
しかし“オリジナルの復活”が目的な以上、やっぱりBill Wardが唯一無二なわけですが、ここまで不足感がないのも意外。それどころか、Spiral Architectは小粋で歯切れのあるVinny＆Geezerコンビの方が気に入ったくらいです。まぁ代役はどこまでも代役。でもよく頑張ったよ、Vinny。
全曲プラン- BOOTLEG DVD-R「MILANO, ITALY 6.6.'98」／'98年6月6日"GODS OF METAL 1998" FESTIVAL FILAFORUM ASSAGO
War Pigs / N.I.B. / Fairies Wear Boots / Snowblind / Into the Void / Spiral Architect / Lord of This World / Sweet Leaf / Electric Funeral / SABBATH BLOODY SABBATH / Black Sabbath / Iron Man / Embryo〜Children of the Grave / PARANOID
