'83年7月23日〜'84年1月14日
 MEMBERVOCAL: Ronnie James Dio GUITAR: Vivian Campbell BASS: Jimmy Bain DRUMS: Vinny Appice KEYBOARD: Claude Schnell |
手数の多いVinnyのドラムとVivianのマシンガンギターを軸に、SABBATHの“重さ”を“激しさ”に転化したようなメタルサウンドを生み出したDIO。デビューアルバム、そして伴うツアーでも新たなるメタルを熱くぶちかましてくれやがります。
BOOTLEG CD-R「MONSTERS OF ROCK 1983」
'83年8月20日CASTLE DONINGTON
1. Stand Up and Shout 2. Straight Through the Heart 3. Children of the Sea 4. Rainbow in the Dark 5. Holy Diver 6. Stargazer 7. V. Campbell Solo 8. Heaven and Hell 9. Man on the Silver Mountain (incl. Starstruck)
WHITESNAKEがトリを務めた'83年のMonsters Of Rock。DIOはDavid Coverdaleに招かれ２番手での出演になったわけですが、コレが結成10回目にして初の海外公演でもありました。この極初期の記念ステージをギラギラ輝くようなSBDで収めたライヴアルバムです。
２番手のため他の音源と比べても非常に短く、プレイもラフ。プチノイズのある音質も完璧とは遠いのですが、そんなことはどーでも良いくらいのハイパーテンションとノイジーなくらいにド迫力かつウルトラクリアなサウンドが超〜魅力的（笑）な１枚です。ちなみに数曲がオフィシャルシングルにも使用されました。
「HOLY DIVER」ツアーの代表作、となると典型的なフルセットの「NIGHTMARE」（後述）になると思うんですが、私としては思い入れ全開でコレを「問答無用のNo.1ライヴアルバム」と断言したいですね。SABBATHサイトの管理人なんぞをやっていますが、Ronnieのアルバムで一番好きなのは「HEAVEN AND HELL」でも「RISING」でもなく、実は「HOLY DIVER」。独立直後のエネルギーと荒削りなアグレッシヴさがたまらないんですが、それと同種の美点を最大限まで引き出したライヴ盤でして“鬼のように歌う”Ronnieの面目躍如。コレの前では「ON STAGE」「LIVE EVIL」すら問題外っ！（…なんて言うと怒られるんだろうなぁ：笑）
BOOTLEG CD-R「SAN JOSE 1983 - EXPANDED EDITION」
'83年10月5日CIVIC AUDITORIUM, SAN JOSE, CA1. Introduction 2. Stand Up and Shout 3. Straight Through the Heart 4. Shame on the Night 5. Children of the Sea 6. Holy Diver 7. V. Appice Solo 8. Stargazer 9. V. Campbell Solo 10. Heaven and Hell 11. Rainbow in the Dark 12. Man on the Silver Mountain (incl. Starstruck)
６曲だけ放送されたライヴに6曲追加されたSBD音源。当日のフルかどうかは分かりませんが、これがこの時期の基本セットですね。
かなりクリアな高音質ながら高音のシュワシュワとした妙な残響というか歪みが少々耳障り。最近のSBD/FMブートってこういうサウンドが多いような気がします。一度mp3にでもしたんかいなと思いきや、エンコしなくてもこういう音のことがあるそうな。イコライズなのかな？ 結局よく分かりませんが私は凄くイヤです。とは言え、その点が気にならない方とってはこのツアーNo.1の超高音質でしょう。
一方、肝心の内容も初期音源のほとんどに共通する文句なしに素晴らしい演奏です。観客の"Heaven and hell！"コールは油断してるとビックリ（笑
スペースが余ったので余談。この２日後、'83年10月7日のSANTA MONICA公演もRKO Radio Networksの「CAPTURED LIVE !」で放送され、「EVIL EYES」なるブートレッグがあるそう（「EVIL EYES '83」とはまた別なのでややこしいですが：苦笑）。以前から存在だけは聞いてるんですけど、見たことないんですよねぇ……。
オフィシャルVHS「LIVE '83」と同じステージの増補版SBDで、Stargazer、Man on the Silver Mountain〜Starstruck、Evil Eyesが追加されています。「HOLY DIVER」ツアーでは最長のライン録音で、この時期のEvil Eyesは珍しい上に格好いい…のに、ギターソロにテープの歪みが。貴重なテイクだけに惜しいっ！ ちなみにDisc 2の残りには'83年11月8日Leicester公演のAUDを収録してます。
翌年の「THE LAST IN LINE」ツアーのSBDブートに、この日の一部が収録されています。歪みのないEvil Eyesが聴けるのはありがたい。「NIGHTMARE」よりも高音がキツく、少々ノイジーな音です。まぁ、あくまでオマケですね。
DIOのプロショット映像を集めたコンピレーションDVD。ここに収められた'84年1月14日の映像は「HOLY DIVER」ツアーのラストステージでして、ファンクラブ会員を集めたスペシャルショウでした。ハイライトきつめな画質ですが、まぁ見れないレベルではないですね。客のお姉ちゃんに抱きつかれ、ビックリしつつ嬉しそうなRonnieが見所でしょうか（笑
BOOTLEG CD-R「THE EVIL HERITAGE」DISC 1
'83年10月5日CIVIC AUDITORIUM, SAN JOSE, CA
1. Stand Up and Shout 2. Shame on the Night 3. Children of the Sea 4. Holy Diver 5. Rainbow in the Dark 6. Man on the Silver Mountain (incl. Starstruck)
こちらはDJも収録されたKing Biscuit Flower Hour放送ヴァージョン。比較するとベースが効いて迫力があるもののモコモコしてます。シュワシュワ残響やノイズもありますし、あまり良い音とは言えません。ラストのMan on the Silver Mountainではさらに悪くなって聴いてるのも苦痛。
BOOTLEG CD-R「NIGHTMARE」
'83年12月4日VRENDENBRUG, UTRECHT, HOLLAND
DISC 1
1. Intro. 2. Stand Up and Shout 3. Straight Through the Heart 4. Shame on the Night 5. Children of the Sea 6. Holy Diver 7. V. Appice Solo 8. Stargazer 9. Heaven and Hell 10. V. Campbell Solo 11. Rainbow in the Dark 12. Man on the Silver Mountain 13. Starstruck〜Man on the Silver Mountain
DISC 2
1. Evil Eyes 2. Don't Talk to Strangers
'83年11月8日DE MONT FORT HALL, LEICESTER（AUD録音）
3. Intro. 4. Stand Up and Shout 5. Straight Through the Heart 6. Shame on the Night 7. Children of the Sea 8. Holy Diver 9. V. Appice Solo 10. Stargazer 11. Heaven and Hell 12. Heaven and Hell (cont.) 13. Rainbow in the Dark 14. Man on the Silver Mountain 15. Starstruck〜Man on the Silver Mountain 16. Don't Talk to Strangers
ギターが少々遠く、ベースが妙にクッキリと浮かぶミックスは公式VHS「LIVE '83」やDVD「WE ROCK」でお馴染みのあの感じ。好みの分かれそうなバランスですね。その点も含め「公式の裏側をのぞき見る」事をどう考えるかで価値も大きく変わってくるところですが、「HOLY DIVER」ツアーを知るには打ってつけの代表作でしょう。同日ブートに「EARLY DIO & EARLY RONNIE」もありますが未聴。こっちはどうなんでしょ？
BOOTLEG CD「MAXIMUM EVIL」DISC 2
'84年6月11日PINKPOP FESTIVAL, GELLEN, HOLLAND
1. 〜8.
'83年12月4日VRENDENBRUG, UTRECHT, HOLLAND
9. Stargazer 10. Man on the Silver Mountain (incl. Starstruck) 11. Evil Eyes
BOOTLEG CD「HOLY EVIL」
'83年12月28日SELLAND ARENA, FRESNO, CA
1. Intro. 2. Stand Up and Shout 3. Straight Through the Heart 4. Shame on the Night 5. Children of the Sea 6. Holy Diver 7. V. Appice Solo 8. Rainbow in the Dark 9. Heaven and Hell 10. V. Campbell Solo 11. Don't Talk to Strangers 12. Man on the Silver Mountain 13. Starstruck
'84年7月24日SPOKANE COLUSIUM, WASHINGTON
14. We Rock
Westwood Oneの「IN CONCERT」と思われるFM音源。下の「THE EVIL HERITAGE」を先に聴いて幻滅していたんですが、こっちはちゃんと聴ける（笑）。スクラッチノイズや曲間の編集が少々気になるものの、そんなのどうでも良くなるほど優れたサウンドが嬉しい。プロフェッショナルな録音、ミックスは公式感覚に溢れ、本当のオフィシャル映像「LIVE '83」よりも公式っぽい（笑）。曲数の面で「NIGHTMARE」には及びませんが、オフィシャルとの被りをマイナスに考える方なら「SAN JOSE 1983 - EXPANDED EDITION」 と並ぶ２トップでしょう。
それにしても音源にえらく恵まれたツアーですよねぇ。普通なら決定盤レベルですよ、これ。ちなみにラストのWe Rockは翌年のSpakane公演。同じく放送用音源からの収録です。
BOOTLEG CD-R「THE EVIL HERITAGE」DISC 2
'83年12月28日SELLAND ARENA, FRESNO, CA
1. Radio introduction 2. Stand Up and Shout 3. Straight Through the Heart 4. Shame on the Night 5. Children of the Sea 6. Holy Diver 7. V. Appice Solo 8. Rainbow in the Dark 9. Heaven and Hell 10. V. Campbell Solo 11. Don't Talk to Strangers 12. Man on the Silver Mountain (incl. Starstruck)
上記と同公演ながら男声DJ入り。もしかしたら音質はこっちの方が良いかも知れませんが、テープスピードが妙に速くてマジメに聴いていられません（苦笑）。ブートにはままあるミスですが、最近のタイトルにしては珍しい。Heaven And Hellではステレオ感もおかしくなり、聴いてるだけで気持ち悪くなる。
それにしてもDISC 1もダメダメでしたし、このタイトルはホントどーしょもないですね（溜息）。コレ書くためだけに通して聴きましたが、二度と棚から出てこないでしょう。
BOOTLEG DVD-R「MASTER SEQUENCE」
'84年6月11日PINKPOP FESTIVAL, GELLEN, HOLLAND
1. 〜2.
'84年1月14日ROCK PALACE, HOLLYWOOD, CA
1. Stand Up and Shout 2. Straight Through the Heart 3. Rainbow in the Dark 4. Man on the Silver Mountain
'86年4月4日THE TUBE, LONDON
1. 〜2.
'88年2月5日MTV HEADBANGER'S BALL, SAN ANTONIO, TX
1. 〜5.
'97年11月15日SKOL ROCK FESTIVAL, ESTADIO DO CANINDE, SAO PAULO, BRAZIL
1. 〜6.
