TROUBLE Tour
'78年8月11日〜'79年7月1日


ここではJon Lord加入からDave Dowle解雇までを扱います。“Vintage SNAKE”と呼ぶのはここまでのようで、Ian Paice加入後は“Classic SNAKE”として次ページにします。

MEMBER
VOCAL: David Coverdale
GUITAR: Micky Moody
GUITAR: Bernie Marsden
BASS: Neil Murray
DRUMS: Dave Dowle
KEYBOARD: Jon Lord
 
 さて、時間稼ぎだったSolleyの後任にはColin Townsの名が挙がるものの断られ、ついにJon“マエストロ”Lordが加入します。随分と回り道しましたが、結果として世界一の適任者が入ったんですからメデタシメデタシですね。やっと“俺達でやっていくぞ”というメンツになったWHITESNAKEは、ほぼ完成していたアルバム「TROUBLE」のキーボードパートを差し替え、本腰を入れたツアーを開始。ライヴの本数も一気に激増し、音源も数・内容ともに充実してきました。
 それにしてもやはり御大Jon Lordの加入は大きいですねぇ。デビュー当時はハードなギターバンドでしたが、イマジネーションに溢れるフレーズがバンドを一回りも二回りも豊かにしています。もともとLordで聴き慣れているせいもあるんでしょうが“あぁ、これがWHITESNAKEだ……”と意味もなく納得してしまいます。


BOOTLEG CD「THE DEVIL IN ME」
'78年11月1日BRIGHTON DOME

1. Intro. 2. Come On 3. Might Just Take Your Life 4. Lie Down (A Modern Love Song) 5. Ain't No Love in the Heart of the City 6. Trouble 7. M. Moody Solo 8. Steal Away 9. Mistreated 10. Belgian Tom's Hat Trick 11. J. Lord Solo 12. Take Me with You 13. Rock Me Baby (Incl. Member Introduction) 14. Breakdown/Whitesnake Mama
 10月26日から始まった「TROUBLE」ツアーの4公演目。少々くぐもった音で揺れもありますが、ブート慣れした耳には非常に聴きやすいSBDです。むしろこの音がヴィンテージな暖かい雰囲気を醸していて私は結構好きだったりします。
 なによりもノーカットのフルセット収録が素晴らしい。客観的には下記「"Must Be The Gypsy In Me"」の圧倒的な音質には及ばないわけですが、ノイズが気になる方(私)はこちらの方が良いかも知れません。

BOOTLEG CD「"Must Be The Gypsy In Me"」
'78年11月7日VICTORIA HALL, HANLEY, STAFFORDSHIRE
DISC 1

1. Soundcheck 2. Come On 3. Might Just Take Your Life 4. Lie Down (A Modern Love Song) 5. Ain't No Love in the Heart of the City 6. Trouble 7. M. Moody Solo 8. Steal Away 9. Mistreated
DISC 2
1. Belgian Tom's Hat Trick 2. J. Lord Solo 3. Take Me with You 4. Rock Me Baby incl. Member Introduction 5. Breakdown

 「THE DEVIL IN ME」のさらに上を行く音質のフルセット2枚組SBD。ツアー7公演目です。オフィシャルでも十分に通るそれはそれは見事なクリアサウンドで「LIVE AT HAMMERSMITH長尺版」のつもりで聴けます。が、ところどころ接触不良のようなノイズが耳障りでTroubleやTake Me with Youでは結構厳しい。Mistreatedの中間部ではカットもあり、正直「あと一歩で完璧」の歯痒い1枚でもあります。
 正直なところ「THE DEVIL IN ME」の方が好きなんですが、やはり人様にお薦めできるのはこっちになるでしょうか。それほどまでに基本的な質が高い。別格と言って良いでしょう。


OFFICIAL CD「LIVE AT HAMMERSMITH」
'78年11月23日HAMMERSMITH ODEON

1. Come On 2. Might Just Take Your Life 3. Lie Down (A Modern Love Song) 4. Ain't No Love in the Heart of the City 5. Trouble 6. Mistreated
 全英ツアーの最終日を収めた伝統の公式盤。'78年最後のライヴでもあり、収録時期の参考に一応載っけておきます。
 しかしコレにしても「LIVE...IN THE HEART OF THE CITY」にしても、さらに後年の「WHITESNAKE LIVE!」までもがダイジェスト。WHITESNAKEの公式ライヴってのはまったくいつも…(省略

OFFICIAL CD「LOVEHUNTER」BONUS TRACK
ORIGINAL ALBUM "LOVEHUNTER"

1. Long Way from Home 2. Walking in the Shadow of the Blues 3. Help Me Thro' The Day 4. Medicine Man 5. You'n'Me 6. Mean Business 7. Lovehunter 8. Outlaw 9. Rock'n'Roll Women 10. We Wish You Well
'79年3月29日BBC STUDIO SESSION
11. Belgian Tom's Hat Trick 12. Love to Keep You Warm 13. Ain't No Love in the Heart of the City 14. Trouble

 リマスター盤「LOVEHUNTER」のボーナストラックに収められたBBCのスタジオライヴ。これまた4曲とやたら短いですが、こちらはダイジェストではなく(少なくとも知られている)すべてです。ブートレッグの頃からの素晴らしい音がさらに向上、さすがは公式テイクですね。特にLove to Keep You Warmのラインは美味しすぎ。
 音源自体が素晴らしいだけでなくアルバム本編の後に聴くボーナスとしても理想的。収録時期・メンバーが本編と同じでありながら1曲も被らず、歓声もMCも一切ナシのスタジオセッションなので違和感もなく、さらに全曲公式初登場の完全収録な上に(本当は終演BGMですが)We Wish You Wellの後なので区切りもできてアンコール的な気分で聴けるのもイイ……完璧。「LOVEHUNTER」というアルバム自体の価値まで高めている見事なセレクトだと思います。
 完全に個人的な好みの話ですけど、ボーナスにラフミックス/デモが入るのは好きじゃないんですよね。通常ライヴをちょこっと入れられるのも中途半端で後味悪い。完成されたリミックスや未発表曲の類か、こういうスタジオライヴがいいですね。さらに関係ない話ですが、私は内容・ジャケともに「LOVEHUNTER」が一番好きなアルバムです。エロ親父? 呼びたければ呼べ!(笑

BOOTLEG CD「BBC SNAKE」
'78年7月5日PARIS THEATRE, LONDON

1. 〜6.
'79年3月29日BBC STUDIO SESSION
7. Belgian Tom's Hat Trick 8. Love to Keep You Warm 9. Ain't No Love in the Heart of the City 10. Trouble
'79年2月9日SAARBRUCKEN(AUD録音)
11. Might Just Take Your Life 12. Lie Down 13. Trouble 14. Breakdown

 7.〜10.が上記「LOVEHUNTER」のリマスターボーナスと同じスタジオライヴで、11.〜14.は同時期のAUD音源。1.〜6.の'78年7月5日テイク(コチラ)は今でもたまに聴きますけどね。


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MOODY/MARSDEN, THE SNAKES, COMPANY OF SNAKES, M3


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